2013年4月29日月曜日

おもちゃ絵画家・川崎巨泉の会

大阪・・明治・大正・昭和
 大阪の歴史・文化史---ningyodo 人魚洞、kyosen 巨泉、巨の字、芳斎
 

1977(明治10)年大阪・堺に生まれた川崎巨泉は本名を末吉という。巨泉は雅号で”人魚洞”とも号した。小さいころから絵が好きで浮世絵師中井芳瀧に入門する。浮世絵には飽き足らず明治後期から図案も手がけるが、大正初期には郷土人形の絵を専門に描く”おもちゃ絵”画家として活躍しはじめる。郷土玩具の研究にも熱心に取り組み、『郷土趣味』『旅と伝説』『鯛車』などの雑誌や大阪の郷土研究誌『上方』などに多くの論考を発表した。昭和初期にはさながら大阪のおもちゃ博士であった。昭和17年9月15日に没し、その日が”巨泉忌”とされた。墓は堺の大安寺にある。
<上のおもちゃ絵は”古賀人形の土猿”  『巨泉漫筆おもちゃ箱』大阪府立中之島図書館蔵

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