営業課目の最後に巨泉がある。
『鳩笛』第5号の「ちどりや営業課目」を書き抜いてみる。
ちどりや營業課目
ヤゝコシイ店で、本やらしいが、何が何やらわからない店です。ザーツと陳べますと
▽土俗、考古、傳説、風俗に關した書籍類
▽旅行、地誌、名勝案内等の書籍類
▽特約しておいてあるものには
東京半狂堂の外骨氏の編輯になる數々
東京郷土研究社の爐邊叢書二十餘種
東京大岡山書店發行のもの
東京福永書店の「新舊時代」
東京開化書舗の「開化草紙」
東京伊勢辰店の木版畫
東京山内神斧氏の「壽々」
東京吉田永光氏の「音樂會」
東京片岡平爺氏の「佐四郎畫會」
濱松土のいろ社の「土のいろ」
名古屋寸葉會の「寸葉趣味」
名古屋江戸軟派研究所の「江戸軟派派研究」
岐阜川柳研究會の「柳樽の研究」
岐阜よのころ社の「よのころ」
京都風俗研究所の刊行物
兵庫上方趣味社の「上方趣味」
大阪玉樹香文房の「典籍研究」
京都大學堂の「書物禮讃」
大阪名物特産社の「遊覧と名物」
▽寶船、京都、東京、大阪、名古屋の各種
▽祝儀袋各種
百種百枚 貳圓廿錢 百五十枚 三圓四十錢
二百枚 四圓五十錢 二百五十枚 五圓七十錢
三百枚 七圓五十錢 五百枚 十三圓
▽宮尾しけを氏の漫畫 五種一組 廿五錢
▽川崎巨泉氏筆地方玩具五十枚一組 二圓五十錢
0 件のコメント:
コメントを投稿