2019年9月25日水曜日

『烏城』 地蔵号 巨泉の記事 

『烏城』第七号 大正14年8月30日発行

巨泉は「地蔵供雨(じぞうくあめ)の事」という記事を書いている。

「大和南葛城郡下田村附近の農村では七月二十三日に地蔵祭りをやります。夜になると村女子供などが、堤燈をもって、各村の石地蔵さんへいろいろの御供へものや、にぎりめしなどを携へて集ります。お供へものは 一度供へて 後子供等が貰ひます。是れは稲の植付けがすんで農家では水がどうしても必要なのでお地蔵さんに御供へものをして 雨を降らして頂くお祭りだと云ひます、其の日に三粒の雨が降っても其年は豊年だと云って農家では大辺喜びます。是が地蔵供雨の由来ださうです。」(後半略)

日付は「大正14年7月26日記」とあります。


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